日本における住民参加型まちづくり手法としてのオンラインプラットフォーム「Decidim」の活用実態

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Utilization of the Digital Participatory Platform "Decidim" in Japan
  • Based on Comparison of the Cases in the Introduction Stage
  • 萌芽期における導入事例の比較から

抄録

<p>コミュニケイティブプランニングの普及に従い、都市計画やまちづくりにおいて住民参加の重要性が高まっている。本研究では、2020年にバルセロナから日本に導入された住民参加のためのオンラインプラットフォーム「Decidim」に着目し、3つの先進的な事例からDecidimの日本での活用実態を明らかにする。導入者へのインタビューやDecidim上のコメントの分析から、Decidimの利用における効果や課題を明らかにした。日本では、様々な目的や方法でDecidmが導入され、参加の間口を広げることに寄与していた。一方で、行政や住民による受け入れ体制やDecidimの「使い方」、カスタマイズ方法に課題があることが明らかになった。日本におけるDecidimは、熟議のためのツールではなく、共感のためのツールであると言える。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 57 (3), 1355-1362, 2022-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (4)*注記

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