書誌事項
- タイトル別名
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- A case report of swallowing function in a patient who resumed oral intake after reconstructive surgery for oropharyngeal cancer of the posterior wall
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説明
進行中咽頭癌の治療では,切除再建術を含めた集学的治療が必要であるが,症例により術後に重度嚥下障害を呈し,喉頭温存が困難となる可能性がある。なかでも中咽頭後壁癌はまれであり,さらに他の亜部位と比較して術後の嚥下機能や生命予後も不良であるが,嚥下機能についての詳細の報告は稀有である。症例は76歳男性。中咽頭後壁癌に対し中咽頭腫瘍切除および両頸部郭清,輪状咽頭筋切断術を施行し,前外側大腿皮弁による再建を行った。術後は重度嚥下障害を呈したが,約2ヶ月で咀嚼を要する嚥下食の摂取まで回復し,自宅退院となった。術後4年半経過したが,常食を摂取し無再発で経過している。手術においては,舌骨上筋群の大部分の温存と,輪状咽頭筋切断術を併施した点が嚥下機能維持の要因と考えるが,術後のリハビリテーションを含めた機能代償という点にも注目することで,同様の中咽頭後壁癌症例に対する喉頭温存の一助となる可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 48 (3), 301-307, 2022
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390856837722456960
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可