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抄録

特集:視覚障害の新たな治療法の開発を目指して<br>特集にあたって:超高齢社会を迎えた我が国の医療を取り巻く環境は大きく変化している.視覚障害を引き起こす疾患の多くは,加齢とともに罹患率が上昇する.我々が日常生活から得ている情報の大部分は視覚に由来しており,現在の情報化社会における生活の質(QOL)の維持・向上,さらには健康寿命の延伸において,視覚機能は極めて重要な役割を担っている.本特集では,眼をターゲットとして研究に注力する新進気鋭の研究者に,眼疾患の病態研究ならびに治療法開発を指向する応用研究から,眼内への薬物送達効率の向上を目的としたドラッグ・デリバリー・システムに関する研究まで,幅広く「眼」に関する最新の研究についてご紹介いただく.<br>表紙の説明:光は,角膜,水晶体,および硝子体を通過して網膜で受容される.その情報は,視神経を通って脳へと伝達され,視覚として認識される.光情報の伝達が経路上のいずれかの部位で遮断されると,視覚障害が現れる.例えば,角膜疾患である角膜潰瘍,水晶体疾患である白内障,網膜疾患である緑内障,あるいは脳出血や脳梗塞,脳腫瘍でも,視覚障害が現れることがある.図の上方に示した視野の変化は,緑内障患者の視野障害の典型的な進行を例示したものである.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 58 (11), 1014-1015, 2022

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856893076210816
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.58.11_1014
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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