洲島の海岸保全上の留意点 -MaldivesのMaabaidhoo島の例-

  • 宇多 高明
    (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所 日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 三波 俊郎
    海岸研究室(有)
  • 市川 真吾
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 森 智弘
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部

書誌事項

タイトル別名
  • NOTES ON COASTAL CONSERVATION OF A CORAL CAY - AN EXAMPLE OF MAABAIDHOO ISLAND IN MALDIVES

抄録

<p> 一般に,環礁に並ぶ洲島間には水道が発達しているが,水道に面した洲島の端部では,海岸線の走行方向が水道の軸と一致するために,外洋側から環礁内への侵入波浪は海岸線に対して大きな角度をなして入射する.このため洲島の端部ではHigh-angle wave instabilityによる汀線の不安定的発達が起こり得る.本研究では,Maldives Laamu環礁北部にあるMaabaidhoo島を例として,衛星画像の比較と現地調査より,洲島周辺の地形変化機構を上記観点から考察した,また,この洲島では,2013年以降リーフエッジ付近からの急激な砂供給が観測されたことから,1eventでのリーフからの砂の供給量を推定した.この結果,リーフ起源の砂の汀線への供給量は10, 028m3(9.2m3/m)と推定された.</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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