骨盤輪骨折に対する経皮的スクリュー固定の治療成績

  • 大野 貴史
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 安樂 喜久
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 立石 慶和
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 安藤 卓
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 平井 奉博
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 上川 将史
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 有村 仁志
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 内田 裕己
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科
  • 後生川 輝
    社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院整形外科

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<p>【目的】骨盤輪骨折に対する経皮的スクリュー固定による手術成績を検討すること.【方法】2018年から2021年に手術を行い3ヶ月以上追跡し得た14名(脆弱性骨盤輪骨折6名,高エネルギー外傷8名)を対象とした.手術時間,出血量,最終追跡時のNRS,ADLの変化,骨癒合の有無,スクリュー逸脱および弛みの有無を評価した.【結果】平均手術時間は67.0分,平均出血量は8.6 gであった.NRSは全例1以下で,心不全が悪化した3例を除いて歩行能再獲得(78.6%)された.骨癒合率は100%で,スクリューの逸脱は認めなかったものの,弛みを3例4本に認めすべてTITSであった.【考察】ハイブリッド手術室での術前および術中CT評価により安全性も向上しており,出血量は少量でスクリュー逸脱症例は無く,低侵襲かつ安全に施行できていた.スクリュー長が不十分あるいは右側刺入で施行したケースでTITSスクリューの弛みを認めており,今後注意が必要である.</p>

Journal

  • Orthopedics & Traumatology

    Orthopedics & Traumatology 71 (4), 826-828, 2022-09-25

    West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology

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