この論文をさがす
説明
<p>〈はじめに〉近年,高齢者の大腿骨近位部不安定型骨折に対する,TFNA cement augmentation system(TFNA CAS)の良好な治療成績が報告されている.当院におけるTFNA CASを使用した症例の短期成績について報告する.〈対象と方法〉2020年11月から2021年4月までに当院にてTFNA CASによる骨接合術が施行された患者5例を対象とした.平均年齢88.8歳.男性1例,女性4例で,AO分類では31A2.3が2例,31A3.3が1例,大腿骨転子部骨折術後の大腿骨骨幹部骨折に対するrevisionが2例であった.骨癒合の有無,骨セメント量,術後合併症について検討を行った.〈結果〉全例骨癒合を認め,平均骨セメント量は3.4 ml,術後合併症で骨折部へのセメント漏出を2例認めた.〈考察及びまとめ〉TFNA CASは,大腿骨近位部不安定型骨折に対して,有効なインプラントと思われる.</p>
収録刊行物
-
- 整形外科と災害外科
-
整形外科と災害外科 71 (4), 832-834, 2022-09-25
西日本整形・災害外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390856970591885696
-
- ISSN
- 13494333
- 00371033
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可