Bitcoinの取引履歴の可視化とそのバブル状況分析への応用

  • 張 丘平
    筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻
  • 前川 廣太郎
    筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻
  • 延原 肇
    筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻

説明

<p>2008年に提案された分散型電子決済システムBitcoin は,2013年現在,その換金価格が上昇しており,注目を集めている.Bitcoinの持つ,独特の設計思想に関して,政治,経済,金融,法律などの方面から議論がなされており,特に注目を集めているのが,本質的な価値をもたない貨幣が引き起こしやすい投機的バブル問題である.本研究は,分散型電子貨幣Bitcoinの公開型取引履歴Blockchainに対する統計的解析を行い,独自の解析データベースを構築することで,Bitcoinの支払先を代表する各アドレスの残高の歴史推移を視覚化する.また,実世界の換金市場の価格変動と比較することで,Bitcoinの投機的バブル問題の原因が,Bitcoinのユーザーの急増であることを明らかにする.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856970591972096
  • DOI
    10.57413/wii.3.0_63
  • ISSN
    27582922
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ