河床堆積物の下流方向への細粒化の成因についての認識―小学生・中学生・大学生・小学校教員への調査―

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書誌事項

タイトル別名
  • Understanding of the Causes of Downstream Grain-size Decrease in Fluvial Sediments: Survey for Elementary School Students, Junior High School Students, University Students, and Elementary School Teachers

抄録

<p>河床堆積物の下流方向への細粒化の成因について,流送砂礫の破砕・摩耗作用が支配的要因だという説(破砕・磨耗説)と流水による砂礫の選択運搬作用が支配的要因だという説(選択運搬説)の2つの対立する要因がある.河床堆積物の下流方向への細粒化について,小学生,中学生,大学生,および小学校教員がどのように理解しているのか調査した.その結果,小学生および中学生においては,8割を越える児童・生徒が破砕・摩耗説をその第一要因として認識していることが明らかとなった.また,小学校教員では,57.1%の教員が破砕・摩耗説を第一要因に挙げる一方,36.7%の教員が選択運搬説を認識していることが明らかとなった.また教師と児童に第一要因についての認識のズレが生じていることが判明した.</p>

収録刊行物

  • 地学教育

    地学教育 75 (2), 59-66, 2022-11-10

    日本地学教育学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856995346489856
  • DOI
    10.18904/chigakukyoiku.75.2_59
  • ISSN
    24238953
    00093831
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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