高齢者潰瘍性大腸炎の手術適応と術式の選択

書誌事項

タイトル別名
  • Indications for surgery and selection of surgical procedure for elderly ulcerative colitis patients

抄録

<p>潰瘍性大腸炎(UC)に対する内科的治療の進歩により手術を回避しながら長期に治療を継続できる症例が増加しており,高齢で手術を受けるUC患者が増えているが,高齢者は若年者と比較して一般に身体・臓器機能が低下しており,併存疾患があり手術リスクが高い.UCの病勢コントロールが困難で手術を行う場合は,周術期のみならず術後も見据えて若年者の場合より早期に手術を考慮することが重要である.また経過で癌やhigh grade dysplasiaの診断が得られた場合は患者の全身状態,ADL,肛門機能のほか,病型,疾患活動性などを総合的に考慮して,十分なinformed consentのもと症例ごとに適切な術式を選択する必要がある.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856995346781824
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.119.1004
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    36351618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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