中国山地東部におけるホソバテンナンショウ(サトイモ科)の分布

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書誌事項

タイトル別名
  • Distribution of <i>Arisaema angustatum</i> (<i>Araceae</i>) in the Eastern Chugoku Mountains, Japan

抄録

<p>ホソバテンナンショウは関東・中部地方に最も普通なテンナンショウ属植物(サトイモ科)の一つだが,西日本においては比較的稀で不連続的に分布する.これまで中国山地周辺では,兵庫県の 2 地域と岡山県北東部,鳥取県南東部においてのみ本種の生育が確認されていた.岡山県を中心に筆者らが踏査した結果,ホソバテンナンショウが岡山県北東部から広島県北東部にかけて連続的に分布することが明らかとなった.新産地が幅広い標高域 (400–1200 m) から発見されたことを考慮すると,本種は従来考えられていたよりも広く中国山地に分布する可能性がある. </p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 97 (5), 290-297, 2022-10-20

    植物研究雑誌編集委員会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857136553158784
  • DOI
    10.51033/jjapbot.97_5_11198
  • ISSN
    24366730
    00222062
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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