Bayesian hierarchical modeling of effort discounting of losses.

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  • 労力による損失割引のベイズ階層モデリング

Abstract

ある金額を支払うと労力を伴う課題を回避できる場合、損失を被ってでも労力を伴う課題を避ける意思決定をすることがある。労力による損失割引は、回避できる労力の量が増えても主観的な損失額の減少率が一定という双曲モデルで表現できることが報告されている。本研究では、この知見が再現できるかを確かめるため、事前登録をした上で2つの調査を実施した。調査2は調査1の直接的追試であった。調査では、引っ越し作業をする状況を想像し、ある金額を支払ってすべての引っ越し作業を他人にやってもらうか、金額の一部を支払う代わりに一部の引っ越し作業を自分でやるかを選択した。その結果、調査1では減少率が労力量に伴って大きくなる指数モデル、調査2では減少率が一定である双曲モデルが支持された。同じ手続きをとったにもかかわらず、2つの調査で異なるモデルが支持された。労力による損失割引のモデルについてさらに検討が必要である。

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