リュウグウvs炭素質コンドライト:有機物の赤外分光分析からの知見
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- 癸生川 陽子
- 横浜国立大学
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- Emmanuel Dartois
- Université Paris-Saclay/CNRS
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- Eric Quirico
- Université Grenoble Alpes
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- Lydie Bonal
- Université Grenoble Alpes
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- Cécile Engrand
- Université Paris-Saclay/CNRS
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- Jean Duprat
- UMR CNRS
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- Jérémie Mathurin
- Université Paris-Saclay/CNRS
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- Alexandre Dazzi
- Université Paris-Saclay/CNRS
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- Ariane Deniset-Besseau
- Université Paris-Saclay/CNRS
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- 薮田 ひかる
- 広島大学
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- 圦本 尚義
- 北海道大学
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- 中村 智樹
- 東北大学
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- 野口 高明
- 京都大学
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- 岡崎 隆司
- 九州大学
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- 奈良岡 浩
- 九州大学
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- 坂本 佳奈子
- 宇宙航空研究開発機構
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- 橘 省吾
- 東京大学
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- 渡邊 誠一郎
- 名古屋大学
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- 津田 雄一
- 宇宙航空研究開発機構
書誌事項
- タイトル別名
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- Organic matter in Ryugu vs. carbonaceous chondrites: IR spectroscopic perspectives
説明
<p>はやぶさ2ミッションによりC型小惑星リュウグウからサンプルが持ち帰られ,2021年6月から1年間初期分析が行われた。固体有機物分析サブチームの一環として,採集地点の異なる2種類の粒子(チャンバーA,C)及びこれらから抽出された不溶性有機物(IOM)の赤外分光分析を行った。リュウグウのIOMの赤外スペクトルにはいくつか異なるものがみられた。主要なものは,熱を受けていない炭素質コンドライトのIOMと似ているが,より高いCH2/CH3比と脂肪族CH/芳香族C=C比を示した。一方で,A0106とC0107から抽出されたIOMには,コンドライトIOMとは異なる特徴を示すものもあった。これらはN-Hのピークをもつほか,脂肪族C-HやC=Oのピークがみられた。また,C0109から抽出されたIOMには,脂肪族C-Hのほか,芳香族やC-Oのシャープなピークをもつものがみられた。このようなリュウグウの特徴は,地球期間の長い炭素質コンドライトでは失われている成分を反映している可能性がある。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 103-, 2022
一般社団法人日本地球化学会