リュウグウvs炭素質コンドライト:有機物の赤外分光分析からの知見

書誌事項

タイトル別名
  • Organic matter in Ryugu vs. carbonaceous chondrites: IR spectroscopic perspectives

説明

<p>はやぶさ2ミッションによりC型小惑星リュウグウからサンプルが持ち帰られ,2021年6月から1年間初期分析が行われた。固体有機物分析サブチームの一環として,採集地点の異なる2種類の粒子(チャンバーA,C)及びこれらから抽出された不溶性有機物(IOM)の赤外分光分析を行った。リュウグウのIOMの赤外スペクトルにはいくつか異なるものがみられた。主要なものは,熱を受けていない炭素質コンドライトのIOMと似ているが,より高いCH2/CH3比と脂肪族CH/芳香族C=C比を示した。一方で,A0106とC0107から抽出されたIOMには,コンドライトIOMとは異なる特徴を示すものもあった。これらはN-Hのピークをもつほか,脂肪族C-HやC=Oのピークがみられた。また,C0109から抽出されたIOMには,脂肪族C-Hのほか,芳香族やC-Oのシャープなピークをもつものがみられた。このようなリュウグウの特徴は,地球期間の長い炭素質コンドライトでは失われている成分を反映している可能性がある。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857226420142464
  • DOI
    10.14862/geochemproc.69.0_103
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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