脱炭素社会に向けた廃プラスチック発生源とリサイクル拠点の最適マッチング手法の提案

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タイトル別名
  • Proposal on Optimally Matching Plastic Waste and Recycling Technology for a Low-carbon Society

抄録

<p>近年、廃プラスチック問題は世界的な課題となっており、効果的なリサイクルシステムの構築が求められている。そこで本研究では、ライフサイクル二酸化炭素(CO2)が最小となるように発生源と再資源化技術のマッチングを導出することができる手法を提案し、三重県で発生した廃プラ(産業廃棄物)を対象に適用する。ポリプロピレン PP、ポリエチレン PE、ポリエチレンテレフタレート PET、ポリスチレン PS、ポリ塩化ビニル PVC、ポリウレタン PUR が分析対象とし、マテリアルリサイクル MR、ケミカルリサイクル CR、エネルギー回収 ER の再資源化技術を考慮した。線形計画法を用いた最適化の結果、PVC は 32%を県内で ER を行い、残り 68%は県外で MR する結果となった。また、PVC 以外の廃プラについては全量県内で処理できることが示され、その時の処理方法は PE と PP が全量 MR、PS とPUR、PET が全量 ER であった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857226420679296
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.33.0_81
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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