臓器提供を見据えた患者管理

書誌事項

タイトル別名
  • Management after brain death/death by neurologic criteria for organ donation

抄録

<p>臨床的に脳死となりうる状態であり臓器提供の可能性がある患者では,臓器保護を目的とした集中治療管理が必要となる。その管理には,通常の集中治療の範疇で対応できる部分も多くあるが,脳死に至る際のカテコラミンサージやその後の神経原性肺水腫,そして尿崩症を含めた内分泌異常など,特有の生理学的変化への対応も求められる。2020年に発表された脳死/神経学的基準による死に関するコンセンサス(Determination of brain death/death by neurologic criteria: The World Brain Death Project)の内容をサマライズした上で,本邦での現状について,人工呼吸管理の設定,昇圧薬の選択と調整,抗菌薬の選択,電解質異常の補正,栄養という5つのトピックスを中心に記述する。</p>

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参考文献 (29)*注記

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