Panner病の2例
書誌事項
- タイトル別名
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- Two cases of Panner's disease
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説明
【目的】Panner病の2例を経験したので報告する.【症例1】11歳男児.少年野球選手.1か月前に投球後より右肘関節外側痛が出現し受診した.肘関節可動域制限を認め,肘関節X線像では著変を認めなかったが,MRIで信号変化を認めた.Panner病と診断し,シーネ固定 を 7週間 行った.初診から5週後に小頭骨端核全体の圧壊を認めたが,経時的に改善を認め,18か月後に疼痛なく野球に復帰した.【症例2】9歳男児.体操選手.2か月前から体操の支持系動作での右肘関節痛があり受診した.X線では小頭骨端核全体の圧壊を認め,シーネ固定を 5か月間 行った.経時的に改善を認め31か月後に疼痛なく体操に復帰した.【結語】 Panner病の2例について報告した.発症後早期のMRIにて上腕骨小頭骨端核の変化の他に,上腕骨遠位骨幹端外側にT2高信号を認めた.
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 29 (2), 209-213, 2022
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390857390658131584
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可