散水ろ床フォトリアクターによる合成廃水の処理

DOI Web Site 参考文献14件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Treating Synthetic Wastewater Using a Trickling Photobioreactor:
  • Effects of Light and Hydraulic Retention Time on Organic Matter Removal and Nitrification
  • ― 有機物除去と硝化への光照射と水理学的滞留時間の影響 ―

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説明

<p>藻類-細菌系の廃水処理性能の優位性を検証するため,ポリエステル担体(8㎤,充填率47%)をろ材 とした散水ろ床フォトリアクター(φ13.5 ㎝,H30 ㎝,3層)を構築し,合成下水(TOC 104 ㎎/L,T-N 50 ㎎/L,PO43--P 11 ㎎/L)を赤色 LED(15 µmol/㎡/s,L:D=12h/12h)を照射しながら水理学的滞留時間(HRT)12~2h で通水した.HRT 12h における処理水の TOC,T-N,PO43--P の濃度は,フォトリアクターは4.5 ㎎/L,29.3 ㎎/L,8.1 ㎎/L,光を照射しない通常の散水ろ床は9.1 ㎎/L,40.5 ㎎/L,7.2 ㎎/L であった.フォトリアクターには,緑藻や珪藻,細菌が定着し,HRT 8h 以上において,TOC 除去, 硝化,炭素源資化能が優れていた.</p>

収録刊行物

  • 環境技術

    環境技術 51 (6), 308-315, 2022-11-20

    環境技術学会

参考文献 (14)*注記

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