腹腔鏡下Hartmann手術を行った髄膜瘤併存直腸癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of Rectal Cancer with a Giant Meningocele Treated with Laparoscopic Surgery
  • フククウキョウ カ Hartmann シュジュツ オ オコナッタ ズイマクリュウヘイソン チョクチョウ ガン ノ 1レイ

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抄録

<p>髄膜瘤は,脊椎欠損部を通って内部に髄液を含み嚢胞構造を呈する硬膜とくも膜が脊柱管外部に突出する病態を指す.今回,巨大髄膜瘤を伴う直腸癌患者に対し腹腔鏡下Hartmann手術を施行した1例を経験した.</p><p>症例は77歳,女性.前医での下血精査にて直腸癌を認め,手術目的に紹介となった.出生時から指摘されている腰臀部の巨大髄膜瘤のため,日常生活において仰臥位や頭低位は不能であったが,手術台の工夫や,術前体位変換のシミュレーションを行い,全身麻酔での腹腔鏡手術が安全に施行できた.</p><p>髄膜瘤を合併した悪性腫瘍に対し腹腔鏡手術を施行した報告は前例が無く,希少な症例として報告する.</p>

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