「寿岳日記2」向学心探求心全開の東北大学時代

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説明

<p>東北大学入学から卒業までの寿岳章子の暮らしと思惟を、当時章子が家郷に送った手紙と日記から読み取る。1年生の章子は、大学の講義も演習も語学授業もすべてに興味を抱き、貪欲に学んだ。戦争末期の2年生は学徒動員で明け暮れた。最終学年の3年生は多くの古典文献を読み、室町時代の助詞をテーマに自他ともに認める質の高い卒論を書き上げた。この時期は「女は無知」、「目立たないコツコツした仕事が女の学問にふさわしい」などと言っていて、当時の女性劣位の思想からまだ解放されていない。</p>

収録刊行物

  • ことば

    ことば 43 (0), 180-197, 2022-12-31

    現代日本語研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857593515642624
  • DOI
    10.20741/kotoba.43.0_180
  • ISSN
    24242098
    03894878
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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