蛍光測定によるピレニルブチル-n-オクタデシル基を有するポリアニオンと非イオン性およびイオン性界面活性剤との相互作用

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タイトル別名
  • Fluorescence Study of the Interaction between Hydrophobically Modified Polymers and Nonionic and Ionic Surfactants in Aqueous Media

抄録

<p>疎水基としてピレニルブチル-n- オクタデシル(PyODA)基がランダムに導入されたポリ(2- アクリルアミド-2- メチルプロパンスルホン酸ナトリウム)(PAMPS-r-PyODA),および末端に導入されたポリマーEndPyODA-PAMPS と,非イオン性,カチオン性,およびアニオン性界面活性剤との相互作用による複合体形成を,ポリマー中に導入したPy 基のエキシマー発光強度とモノマー発光強度の比を用いて調べた。PAMPS-r-PyODA 溶液中に非イオン性およびカチオン性界面活性剤を添加すると,疎水性相互作用および静電相互作用により,PAMPS-r-PyODA が形成していた単一高分子会合体は壊れ,ポリマー-界面活性剤複合体が形成される。一方End-PyODA-PAMPS については,界面活性剤導入濃度が低いときは,ポリマーが形成していた分子間会合体を維持したまま界面活性剤との相互作用が起こる。界面活性剤濃度が高くなると,界面活性剤ミセル中にEndPyODA-PAMPS 鎖が取り込まれた構造の複合体となる。一方,アニオン性界面活性剤を用いた場合,アニオン性のAMPS ユニットとの間で静電反発が起こるため,複合体形成が起こりにくくなる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857612287263488
  • DOI
    10.11364/networkedpolymer.43.4_157
  • ISSN
    24342149
    24333786
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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