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- 有賀 敦紀
- 中央大学 文学部 教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Predicted vs. Perceived Weight Based on Packaging Design
説明
<p>製品パッケージは,製品情報や概念などを消費者に効率的に伝達するマーケティング手段として有用である。先行研究では,パッケージ内の製品画像(視覚オブジェクト)が空間的に下に配置されたとき,上に配置されたときよりも,その製品は視覚的に重いと評価された。本研究では,パッケージデザインに基づく重さ知覚に対して,視覚と触覚の双方からアプローチすることを目的とした。研究1では,先行研究の結果を概ね再現することに成功した。研究2では,実験参加者が製品を持ち上げて重さを評価しても,研究1と同様の結果が得られることがわかった。研究3では,参加者が事前に視覚的重さを評価してから製品を持ち上げると,視覚オブジェクトがパッケージ内の下に配置された製品は,上に配置された製品よりも軽いと知覚される傾向が見られた。以上の知見は,製品パッケージの心理的効果は消費者の情報処理方略に依存することを示唆している。</p>
収録刊行物
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- マーケティングジャーナル
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マーケティングジャーナル 42 (3), 17-26, 2023-01-10
日本マーケティング学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390857669061629440
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- ISSN
- 21881669
- 03897265
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可