PBLとALを融合したグループワーク演習における個人の成績評価方法の提案と実証研究 : グループワーク演習授業2020年度のオンライン型と2021年度のハイブリッド型を対象としての比較

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書誌事項

タイトル別名
  • Proposal and Empirical Research on Evaluating Methods of Personal Grade in Group Work Exercises Mixed by PBL and AL : Group Work Practice Course Comparison of Online Type in 2020 and Hybrid Type in 2021
  • PBL ト AL オ ユウゴウ シタ グループ ワーク エンシュウ ニオケル コジン ノ セイセキ ヒョウカ ホウホウ ノ テイアン ト ジッショウ ケンキュウ : グループ ワーク エンシュウ ジュギョウ 2020ネンド ノ オンラインガタ ト 2021ネンド ノ ハイブリッドガタ オ タイショウ トシテノ ヒカク

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説明

本研究では,PBL(Project Based Learning)とAL(Active Learning)を融合したグループワーク演習における個人の成績評価方法の提案と実証を継続していく。まず,新型コロナ禍の影響で2020年度には研究対象としていた授業が全てオンラインでの実施となった。次に,2021年度新型コロナウイルス流行緩和により研究対象とした授業は対面による講義とオンライン(非同期と同期)によるハイブリッド型に変更した。PBLやALなどを取り入れたグループワーク演習の学習形態は,学習者に対して高度で複雑な印象を与えてしまったこと,従来,対面で実施されていた授業をオンライン型やハイブリッド型へ変更したことにより,ドロップアウトやフリーライダーなどの問題が生じた。そのため,それぞれの学習者個人の学習活動の貢献度に対応した,成績として評価する方法の設計が必要になった。本研究の目的は,青山学院大学経営学部の専門科目「グローバル製品サービス戦略II」を研究対象として,そのグループワーク演習の全体授業計画に基づいて,学習者の学習意欲の向上を目指して,個人成績評価方法の設計と実証研究を行い,継続的な授業改良を行う。本研究の第1の課題は,このグループワーク演習を,オンライン型とハイブリッド型で行えるように全体授業計画を再設計することである。第2の課題は,授業中のフリーライダーの問題を減らすために,全体授業計画と対応させて学習者個人の成績評価方法を再設計することである。第3の課題は,第2の課題で設計したグループワークの個人成績評価方法の実用性を検証することである。最後に,第4の課題は,2020年度と2021年度の学習者成績の比較によって,今後授業の改善方向を示すことである。

収録刊行物

  • 青山社会科学紀要

    青山社会科学紀要 51 (1), 25-55, 2022-09-20

    青山学院大学大学院経済学・法学・経営学三研究科

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