幼児教育でプログラミング活動を実施する課題点についての一考察 : 国立大学法人附属幼稚園と北海道内幼児教育施設へのアンケートの分析を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Challenges in Programming Activities in Early Childhood Education : Analysis of the National University Corporation Kindergarten and the Hokkaido Infant Facility
  • ヨウジ キョウイク デ プログラミング カツドウ オ ジッシ スル カダイテン ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : コクリツ ダイガク ホウジン フゾク ヨウチエン ト ホッカイドウ ナイ ヨウジ キョウイク シセツ エ ノ アンケート ノ ブンセキ オ トオシテ

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抄録

平成29年告示幼稚園教育要領では情報機器を幼児の直接的な体験との関連を考慮して活用することが示されている1)。そこで本研究では,幼児教育でプログラミング活動を実施する際に幼児の体験を補完するものになっているかどうか,国立大学附属幼稚園と北海道幼児教育施設へのアンケートの調査結果を分析することで課題点を抽出するとともに関連研究を参照にその改善の方向性を考察することを試みた。すると,デジタル・コンテンツの作り手として必要な思考やスキルの育成が幼児教育でも期待されている一方で,スマホ依存の低年齢化や整備費用等への不安から幼児のプログラミング活動への必要感が見いだせていない現状が読み取れた。また,情報機器やソフトが校務を軽減する「教師のための道具」として用いられており,それを「子どもが使う道具」にするためには幼児の「遊び」や「ものづくり」を大切にした活動へ改善する必要性が見出せた。

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