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抄録
疲労状態は慢性化すると重大な過失や事故につながる重要な指標であるにもかかわらず,主観的な聴取や時間のかかる生化学検査などで評価されてきた.本研究ではタブレット端末を用いて注意機能を持続させる課題を実施し一時的な中枢神経の疲労状態を引き起こした.疲労課題前後の被験者の音声を録音し,カオス理論を用いた解析手法にて被験者の脳の覚醒度を数値化した.課題への集中が不十分であったと思われる症例を除き脳の覚醒度を示すCEM値は課題後に有意に低下していた.
収録刊行物
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- 福井医療科学雑誌
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福井医療科学雑誌 18 10-14, 2022-03-31
福井医療大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390857777804438272
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- ISSN
- 24240176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可