この論文をさがす
抄録
要旨:当施設では、1日2回口腔ケアを実施しているが、開口を拒否する利用者に対しては無理強いしていなかった。その為、口腔内の汚れが完全に除去されず、口腔内が不衛生な状態の利用者がいた、また職員の口腔ケアの方法も統一されておらず、一定のマニュアルも存在しなかった。そこで今回私達は、開口を拒否する利用者に対し、歯科衛生士が口腔内診査とカラーテスターを用いたプラークの染出してストを行った。その後、個々に合った口腔ケアファイルを作成し、毎日継続して口腔ケアを行った。個別ファイルを作成したことで、職員の口腔ケア方法が統一して運用され、開口を拒否していた利用者が開口してくれるようになった。職員の口腔ケアが手技的にも改善された結果、口腔内の清潔が保てるようになり、利用者のQQLの向上につながった。
収録刊行物
-
- 新田塚医療福祉センター雑誌
-
新田塚医療福祉センター雑誌 2 31-34, 2005-06-30
福井医療大学
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390857777804518400
-
- ISSN
- 13492519
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可