大学生運動部員の心理的敏感さとバーンアウト傾向の関係における効果的なレジリエンスの検討

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タイトル別名
  • Examination of effective psychological resilience in the relationship between psychological sensitivity and burnout among university athletes
  • ダイガクセイ ウンドウ ブイン ノ シンリテキ ビンカン サ ト バーンアウト ケイコウ ノ カンケイ ニ オケル コウカテキ ナ レジリエンス ノ ケントウ

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抄録

<p>本研究では、大学生運動部員の心理的敏感さとバーンアウト傾向の関係における効果的なレジリエンスを明らかにすることを目的とした。調査対象者は、大学の体育会運動部に所属する学生188名(男性33名、女性155名、平均年齢19.7歳、SD=1.2)であり、質問紙を用いた調査を行った。まず、心理的敏感さがバーンアウトを予測し、また運動部員のレジリエンスは心理的敏感さに関連するレジリエンス(「競技的精神力」「競技的身体力」)と関連しないレジリエンス(「競技的意欲・挑戦」「競技的自己理解」)の2つに分類された。次に、二要因分散分析を行った結果、心理的敏感さが高くても、心理的敏感さに関連しないレジリエンスが高いことでバーンアウト傾向の得点が低下する緩衝効果が示された。以上のことから、心理的敏感さが高い大学生運動部員に対して、心理的敏感さに関連しないレジリエンス要因を高めていくことでバーンアウト傾向を抑制できることが示唆された。</p>

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