リハビリテーション医学研究における傾向スコア解析・操作変数法の活用

  • 百崎 良
    三重大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Propensity Score Analysis and Instrumental Variable Methods in Research on Rehabilitation Medicine

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説明

<p>傾向スコア解析や操作変数法といった統計学的因果推論手法を用いた研究がリハビリテーション医学領域でも増加している.傾向スコアとは治療を受ける傾向(確率)を表す値であり,交絡因子から推定できる.傾向スコア解析では調整したい交絡因子が多数ある場合でも,モデルの誤設定や多重共線性の問題を気にする必要がない.操作変数法は未測定交絡因子の調整を行うことができる解析法である.操作変数とは治療の選択を左右する因子であり,アウトカムと直接関連していないことが条件である.適当な操作変数をみつけられるかどうかが鍵となるが,各施設におけるリハビリテーション治療実施割合や週末入院などが操作変数として利用されている.</p>

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