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- TAKASUNA Yuka
- The Nippon Dental University College at Tokyo, Graduate Programs, The Major of Dental Technology
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- SATO Fumihiro
- The Nippon Dental University College at Tokyo, Department of Dental Technology
Bibliographic Information
- Other Title
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- プレスセラミックスクラウンの製作におけるコーティング剤による適合精度の影響について
- プレスセラミックスクラウン ノ セイサク ニ オケル コーティングザイ ニ ヨル テキゴウ セイド ノ エイキョウ ニ ツイテ
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Description
<p> プレスセラミックスクラウンの製作において,反応層の生成を抑制するためにコーティング剤の 使用が提案されている.しかし,コーティング剤を使用したことによるプレス体の適合精度への影響については明らかにされていない.</p><p> 本研究の目的は,コーティング剤の噴霧時間がプレス体の適合精度についてどのような影響を与えるのかを明らかにすることである.</p><p> 実験条件は,条件Aのコーティング剤の噴霧時間0秒(噴霧無し)を基準とし,条件Bは1秒,条件Cは2秒,条件Dは3秒,条件Eは4秒,条件Fは5秒とした.コーティング剤の噴霧は,試料片との距離を300 mm,内面に対して角度は90°,噴霧位置は正面からとした.プレスした後,支台模型に対してプレス体の浮き量の測定と画像解析を行った.</p><p> 条件Aは,浮き量は認められず適合していた.また,画像解析では,内面陰型は支台模型より大きくなっていることが確認された.条件B ~Fは,浮き量が認められ,噴霧時間が長くなるにつれ適合の低下が認められた.また,画像解析では,噴霧時間が長くなるにつれ,内面陰型は支台模型より小さくなっていくことが確認された.</p><p> これらの結果から以下の結論を得た.</p><p> コーティング剤は,噴霧時間が長くなるにつれ支台模型に対してプレス体の浮きが大きくなり,適合不良の原因になることが示唆された.</p>
Journal
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- Journal of Nippon Oral Health Sciences
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Journal of Nippon Oral Health Sciences 12 (1), 41-47, 2022
The Nippon Dental University College at Tokyo