書誌事項
- タイトル別名
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- LEVEL AND DIRECTION OF IMPROVEMENT OF RAINFALL FORECAST ACCURACY REQUIRED FOR PRE-RELEASE AT MULTI-PURPOSE DAMS IN JAPAN
抄録
<p> 昨今事前放流への降雨予測の利用が全国のダムで活発化する中,最終的に要求される降雨予測精度の水準や方向性を,全国の多目的ダムと過去16年の降雨を対象に整理した.具体的には,解析雨量をそのまま,又は加工を施して流出・ダムモデルに入力し,事前放流判断に直結する指標で評価した.その結果,事前放流を必要とする事例は,年数事例程度の頻度で全国に散在し,要因の総観規模擾乱は,台風本体,停滞前線の順で大半を占めた.要求されるリードタイムは,台風事例で概ね1日半以内,停滞前線事例では2-3日に及び,現業メソモデルの予報時間の終盤までの精度向上とさらなる延長の必要性が示された.空間分布では,解像度は現状の気象モデルで概ね十分であり,位置の精度は現状の降雨予測精度の1桁小さい水準が求められることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_1237-I_1242, 2022
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390857833078743040
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可