期間別人口分布と将来の人口動態を考慮した洪水氾濫発生時の要避難者数の推定

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF EVACUEES IN A SEVERE FLOOD BY CONSIDERING DIFFERENT POPULATION DISTRIBUTION AND FUTURE DEPOPULATION

抄録

<p> 石川県の一級河川梯川において,気候変動を想定した降雨に基づく氾濫解析を実施し,要避難地域を特定したのち,洪水氾濫発生時の時間帯別要避難者数を算定した.また,夏季休暇期間や大雨発生日など通常時とは異なる人口分布が想定される期間や,将来起こり得る人口減少下での水災害リスクの高い地域から低リスク地域への移転が生じた際の都市構造変化下での避難者数を算定した.時間帯別避難者数は,日中の中心市街地では在住人口に比べて2000人以上増加するエリアがみられた.夏季休暇期間には要避難者数が顕著に増加するエリアがあり,域外からの訪問者数を考慮した避難計画の必要性が示された.人口減少下で低リスク地域への移転が進んだ場合,地域全体で1000人程度避難者数が減少し,水災害対策としての移転促進策の重要性が示された.</p>

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参考文献 (4)*注記

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