書誌事項
- タイトル別名
-
- Development of conjoined twins after single blastocyst transfer: a case report
- タンイツハイバンホウイショク ゴ ニ ハッセイ シタ ケツゴウソウタイ ノ 1レイ
この論文をさがす
抄録
<p>双胎は一卵性双胎から発生し,胚発生のきわめて後期に,胚盤が不完全に分離あるいは異常分離することによって生じるとされている.今回われわれは,単一胚盤胞移植後に生じた結合双胎の症例を経験したので報告する.症例は33歳,両側卵管閉塞のため体外受精を施行した.アンタゴニスト法で採卵施行,7個の胚盤胞を得て全凍結した.IVF(in vitro fertilization)後118時間で凍結した胚盤胞を単一融解胚移植し,妊娠成立した.妊娠6週で心拍を1つ認めたが,妊娠10週で多量の性器出血を生じ,妊娠11週で胎児臍帯ヘルニアと頸部右側を中心に著明な皮下浮腫を認めた.妊娠12週で胎児水腫と胎児心拍停止が確認され,流産処置を行ったところ,娩出された児は頭胸腹部結合双胎であった.染色体検査では46XY,染色体異常は認めなかった.〔産婦の進歩75(1):39-44,2023(令和5年2月)〕</p>
収録刊行物
-
- 産婦人科の進歩
-
産婦人科の進歩 75 (1), 39-44, 2023-02-01
近畿産科婦人科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390857932882522624
-
- NII書誌ID
- AN00099490
-
- ISSN
- 13476742
- 03708446
-
- NDL書誌ID
- 032679908
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可