<i>Vajravidāraṇa-dhāraṇī</i>のVimalamitra注に関して

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タイトル別名
  • In regard to a Vimalamitra note of <i>Vajravidāraṇa-dhāraṇī</i>

抄録

<p> 本稿では、筆者が研究を続けているVajravidāraṇa-dhāraṇīのVimalamitra注について採り上げる。Vajravidāraṇa-dhāraṇīの注釈の中でもVimalamitraは2本(Toh.2681, Toh.2682)著わしており、当該陀羅尼を重要視していたことがわかる。主に本論文では、陀羅尼の功徳に着目して、注釈を比較検討した。概ね、Toh.2682にはToh.2681の引用とみられる箇所が散見され、Toh.2681を意識しつつToh.2682の広注釈が著されたことが見てとれる。また内容について、一部を比較検討したのみではあるが、思想は一貫しているように見え、同一人物の著作と推定される。</p><p> またToh.2682の広注釈が著された理由については、Vajravidāraṇa-dhāraṇīが実践においても広く活用されていた可能性を示していると考えられる。</p>

収録刊行物

  • 智山学報

    智山学報 71 (0), 0033-0044, 2022

    智山勧学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857977628542208
  • DOI
    10.18963/chisangakuho.71.0_0033
  • ISSN
    2424130X
    02865661
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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