キンギョ<i>Carassius auratus</i>を用いた観賞魚を健全に飼育できる最大許容密度の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of the maximum permissible density for healthy breeding of ornamental fish using goldfish <i>Carassius auratus</i>

抄録

<p> 観賞魚飼育における最大許容密度を検討するため,ワキン型のキンギョを用いて10 L水槽で飼育実験を行った。その結果,健全な飼育には飼育開始7日目のアンモニア態窒素濃度が4.0 mg/L以下であることが重要で,その条件における積算代謝体重の上限は6.0 gであることが明らかになった。さらに,体重から標準体長を推定し,水槽毎に飼育可能な魚の標準体長の合計を算出したところ,71 mm(1尾飼育の場合)から172 mm(5尾)となった。したがって,複数の魚を飼育する場合,「水容量1 Lに対して魚の標準体長1 cm」が大まかな目安になると言える。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 89 (1), 65-67, 2023-01-15

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (4)*注記

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