肝臓脾臓型猫ひっかき病の1例

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タイトル別名
  • A rare case of hepatosplenic cat scratch disease

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説明

<p>ステロイド内服中の60歳代女性が発熱,肝機能異常で受診した.脾臓に腫瘤を認めたが膿瘍は否定的で,熱源不明の感染症として抗菌薬治療を開始した.肝機能は多少改善したが解熱せず,肝生検では類上皮細胞肉芽腫を認めた.問診と身体診察により猫ひっかき病を疑い,血清の間接蛍光抗体法で診断に至った.ミノサイクリン塩酸塩の投与中に解熱した.脾腫瘤をともなう不明熱では,肝臓脾臓型猫ひっかき病も鑑別に挙げるべきである.</p>

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