バックボード補助器具の考案と有用性の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Developed and Evaluation of a New Attachment Device for Long Back Board (Back Board Assist Mattress -BBAM-)
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説明
<p>目的:全脊柱固定の合併症対策として考案したバックボード補助器具(Back Board Assist Mattress:以下BBAM)の有用性を検討すること。対象および方法:[研究1]健常者11名を対象に,体表面接触圧をBBAM使用の有無で測定した。[研究2]健常者15名を対象に,全脊柱固定を行った状態で90°に傾け,身体の変動をBBAM使用の有無で測定した。[研究3]JPTECTMプロバイダー資格保有者24名を対象に,全脊柱固定所要時間をBBAM使用の有無で計測した。結果:[研究1]BBAMあり群では,全部位において接触圧の低下傾向を認めた。接触圧の全身平均はBBAMなし群31.6 mmHg,BBAMあり群28.3 mmHg,低下率は10.4%であり有意差が認められた(p<0.05)。[研究2]全計測点において,BBAMあり群が低値を示し,A点(顎部)以外で有意差が認められた(p<0.05)。[研究3]全脊柱固定所要時間の平均は,BBAMなし群は55.1±9.1秒,BBAMあり群は55.3±10.6秒であり,有意差は認められなかった。まとめ:BBAMは全脊柱固定の合併症対策として有用であると考える。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 15 (1), 1-6, 2012-02-29
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858088204921216
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可