学校におけるいじめ研究の動向と課題 : 社会学の観点から

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タイトル別名
  • Trends and issues in bullying research in schools : a sociological perspective
  • ガッコウ ニオケル イジメ ケンキュウ ノ ドウコウ ト カダイ : シャカイガク ノ カンテン カラ

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説明

本研究の目的は,学校におけるいじめに関する先行研究を社会学的な観点から整理し,潜在的な課題を導き出すことである.学校におけるいじめは,短期的にも長期的にも被害者に大きな影響を与えるため,いじめの決定要因やその後の人生に与える影響について検討・議論することは,若年層の健全な育成のために不可欠である.しかし,日本における学校いじめの研究は,心理学的な観点からのみ行われており,社会学的な観点からの研究は行われていない.そこで,本研究では,社会学的な観点から国内外のいじめを概観した.第一に,いじめの規定要因の社会学的属性に注目することで,誰が被害に遭いやすいかを確認した.第二に,いじめの長期的な影響を確認した.さらに,日本のいじめ研究における視点の欠如と今後の研究の展開の可能性について考察した.

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