コンクリート床版の表面粗さと水分量が防水性能へ与える影響検討

  • 森 重和
    一般財団法人阪神高速先進技術研究所 調査研究部
  • 角 裕介
    阪神高速道路株式会社 技術部技術推進室
  • 曽我 恭匡
    阪神高速道路株式会社 技術部技術推進室
  • 立花 徳啓
    一般財団法人阪神高速先進技術研究所 調査研究部

書誌事項

タイトル別名
  • EXAMINATION THE INFLUENCE OF SURFACE ROUGHNESS AND AMOUNT OF WATER OF CONCRETE FLOOR SLABS ON WATERPROOF PERFORMANCE

抄録

<p> 道路橋床版防水便覧では降雨直後やコンクリート床版打設後2週間以内は,残存水分による接着力低下を懸念し,床版防水層を実施しないようにとの記述がある.しかし,阪神高速道路で実施している大規模修繕工事を対象とした場合,水分量を低下させるために2週間の工程を確保することは現実的ではない.そこで,本稿では,修繕工事における品質確保を目的として,数種類の素地調整方法を試行した模擬コンクリート床版を用いて,床版の凹凸の程度(表面粗さ)が床版水分量の経時変化へ与える影響を確認するとともに,供試体を用いた付着性試験より,床版の表面粗さと水分量が防水層の性能へ与える影響について評価した.</p>

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