アークプラズマ法で作製した燃料電池材料用白金触媒の局所構造解析

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タイトル別名
  • Local Structural Analysis of Carbon Supported Pt Catalysts Synthesized by an Arc Plasma Method

抄録

アークプラズマ (APD) で作製した白金/カーボン (Pt/C) 系触媒は、優れた酸素還元触媒活性を発現する固体高分子形燃料電池のカソード触媒として注目されている。この触媒における高活性要因に関する情報を得ることを目的として、Pt-L3 吸収端蛍光X線吸収端微細構 (XAFS) の測定を実施し、白金触媒の局所構造・電子状態を調べた。EXAFS 解析からは、APD 法により作製された Pt/C 触媒においては、一般的な錯体含浸法によって合成された Pt/C と比べて Pt-C 結合が多く存在することが示唆され、また、XANES スペクトルには、わずかにシフトすることが見出された。APD 法によって、カーボン担体表面に欠陥が導入され、その構造欠陥と Pt 原子との強固な結合が形成され、その結果として Pt 粒子の電子状態の変化、特に触媒活性に関わる Pt の d-バンドセンターが変化することで酸素還元反応に有利に作用していると考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858209198431488
  • DOI
    10.18957/rr.11.1.58
  • ISSN
    21876886
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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