大学野球選手のヘモグロビンの濃度

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タイトル別名
  • Hemoglobin concentration of university baseball athletes.
  • ダイガク ヤキュウ センシュ ノ ヘモグロビン ノ ノウド

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本研究では，大学野球選手のコンディショニング指導の基礎資料として，試合期およびその前後におけるヘモグロビン濃度の変動を長期的に把握する目的で，某大学野球部レギュラー選手31人を被検者として，無侵襲非観血型測定装置を用いた測定を行った。その結果，測定期間において貧血が一度も認められなかった被検者は4人であり，8回以上認められた被検者は2人であった。 測定期間中における貧血の出現率の最高値は，Covid-19による部活動自粛後に再開された強化トレーニング期に51.7％（15人）を認めたが，それ以外の期間における貧血の出現率の平均は10.0±0.03％（3.1±1.16人）と低かった。この点は，栄養食事に関する管理栄養士の指導とともに，貧血予防に対する選手自身の努力の効果があらわれたと考えられる。

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