総合的な学習の時間におけるSDGsを基軸とした NIESDによる水育カリキュラムの構想

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タイトル別名
  • Design of Mizuiku(Water Education) Curriculum which utilizes NIESD based on SDGs at Integrated Study
  • ソウゴウテキ ナ ガクシュウ ノ ジカン ニ オケル SDGs オ キジク ト シタ NIESD ニ ヨル スイイク カリキュラム ノ コウソウ

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説明

MDGsでは独立目標ではなかった水問題が,6「すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」として,SDGsでは独立した.しかも,「水資源の量を問題にする際には『時間的要素』を加える必要」(岩淵1996)があり,水問題の教材化は,「意思決定に関与できない将来の世代の存在に気付かせ,その人々の利害と自らの利害を調整する価値を見出させるよう構成」しやすい.さらに,「SDGsは相互関連性をわれわれに意識させ,関係する目標とつなげて統合的な解決を探るよう要請されている」のに対して, 水問題の教材化は,「目標は独立でなく相互に密接不可分という理解の深化」に寄与できる(伊藤2016).そこで,SDGsを基軸とし,水問題と正対した「として語る」戦略的他者表象によるNIESDに基づく水育カリキュラムを構想し,学習活動の概略も示した.

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