保険証券の有価証券性再考
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- 新谷 哲之介
- 東京海上日動火災保険株式会社
書誌事項
- タイトル別名
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- ―貨物海上保険実務からの考察―
抄録
<p>保険証券の有価証券としての当否については,1世紀近くにわたる議論の経緯がある。保険証券が有価証券性を有すると主張する立場は,貨物海上保険証券の船荷証券への随伴性を前提とするものであるが,実際に今日においても貨物海上保険証券は,船荷証券とセットとして国際売買において関係者間で譲渡され,両証券は同一の流通過程を辿る。ときに,2021年4月から有価証券のデジタル化に対応するための法整備について研究が行われており,船荷証券がその研究対象となっている。折しも流通を前提とした貨物海上保険証券のデジタル化も黎明期にあり,もし貨物海上保険証券が有価証券性を有するならば,現在研究されている船荷証券のデジタル化に関する規整のあり方は,貨物海上保険証券のデジタル化においても役に立つ可能性がある。こうした事情により,貨物海上保険証券の有価証券性について,最新の実務に基づき改めて考察を行う。</p>
収録刊行物
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- 損害保険研究
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損害保険研究 83 (3), 79-99, 2021-11-25
公益財団法人 損害保険事業総合研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858364030066432
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- ISSN
- 2434060X
- 02876337
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可