失語症者のコミュニケーションの自己信頼感尺度 Communication Confidence Rating Scale for Aphasia 日本語版の信頼性と妥当性の予備的検討

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  • A preliminary study on reliability and validity of the Japanese version of the Communication Confidence Rating Scale for Aphasia

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【目的】社会参加の指標として QOL の概念の自己信頼感が注目されている。本研究の目的は失語症者のコミュニケーションの自己信頼感尺度 Communication Confidence Rating Scale for Aphasia(CCRSA)日本語版の信頼性・妥当性と、下位項目の難易度・適合性の予備的検討であった。【方法】生活期の介護保険サービス利用の失語症者 13 名を対象とした。統計学的検討において内的整合性信頼性にクロンバックのα係数、再検査信頼性に ICC、併存的妥当性・判別的妥当性の判定に各種指標との相関係数、項目の難易度・適合度の判定に Rasch 分析を用いた。【結果】CCRSA の総計は高い信頼性・妥当性を示したが、3 項目は低い ICC とRasch 分析の値を示した。【考察】CCRSA の基本的な信頼性・妥当性が確認されたが、3 項目の再検査信頼性、難易度は不適切であり、今後の修正が必要と考える。

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