Bibliographic Information
- Other Title
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- 学術論文と論説文における「だから」の使用の比較
Description
China Foreign Affairs University
会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター
日本語文章表現の教材には「だから」は話し言葉であり,書き言葉文では使用されないとしているものと,書き言葉であり,書き言葉文では使用されるとしているものがある。一口に「硬い文章」といってもジャンルや分野によって特徴があると考えられる。そこで本研究ではJ-stageの15学会誌の学術論文とwebronzaの5分野の論説文における「だから」を含む順接接続詞の使用状況を調査した。理系学術論文では「だから」の使用が稀だが,文系学術論文では分野によっては使用され,論説文では各分野で使用されていることがわかった。「だから」は主観的な結論付けを表す接続詞であり,著者の主観的結論付けが行われる場合に「だから」が使用される。「だから」が使用されないジャンルや分野では,話し言葉であるため使用されないのではなく,結論付けの際に客観性が要求されるため使用されないのである。
source:https://clrd.ninjal.ac.jp/lrw2022.html
identifier:中国・外交学院
Journal
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- 言語資源ワークショップ発表論文集 = Proceedings of Language Resources Workshop
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言語資源ワークショップ発表論文集 = Proceedings of Language Resources Workshop 1 375-385, 2023
国立国語研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390858518830653696
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1328/00003752/
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- conference paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB