男子大学生アスリートの栄養摂取状況と食品群別摂取頻度による評価点との関連性

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  • The relationship between nutritional status and intake frequency for 10 food groups in male collegiate athletes

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運動部に所属する男子大学生アスリートの食事調査結果を用いて、栄養摂取状況の特徴を評価した。さらに、食品群別摂取頻度による評価点を算出して、エネルギー、栄養素摂取量や各栄養素摂取量による評価点との関連性を検討し、アスリートの食生活バランスの評価に用いることができる簡易な方法について考察することを目的とした。食事調査の結果、対象集団にはエネルギー、栄養素摂取量が身体活動量に見合わないものが複数いた。一方で、サプリメントやプロテインを利用している者が多数おり、食事に関して無関心ではないことが窺われた。食品群別摂取頻度による評価点を用いた簡易な食生活評価法については、たんぱく質、鉄、カルシウム、ビタミンB1など、アスリートにとって重要な栄養素摂取量との有意な関連性を認めた。さらに、食品群別摂取頻度の得点と8項目のエネルギーと栄養素摂取量を、食事摂取基準の推奨量ならびにアスリートの推奨量と比較して得点化した栄養素摂取量評価得点を算出し関連について分析を行ったところ、有意な関連性が認められた。10種の食品群別摂取頻度を把握することは、アスリートの食生活とそれに付随する栄養摂取状況の概要について評価することができると考えられ、栄養アセスメントの一次的なスクリーニング評価に活用できる可能性が示唆された。

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