事前定義計算モジュールの組込みによる隠れパラメータの誘導と深層学習の性能向上
書誌事項
- タイトル別名
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- Performance Enhancement of Deep Learning with Hidden Parameter Inductions by Grafting a Pre-Defined Computation Module
抄録
従来の深層学習の多くは,与えられた入出力データに対して推定誤差を最小化するend-to-endの学習過程を採用している.そのため,学習後のネットワークが機能するメカニズムを理解することは困難であった.一方で,我々は対象タスクに関するパラメータ間の関係(例えば,物体の運動やカメラ投影など)について事前に十分な知識をもつ場合が少なくない.本論文では,このような対象タスクに関する既知の関係を,事前定義された計算モジュールとしてニューラルネットワークに統合する方法を提案する.統合されたネットワークは,従来と同様のend-to-endの学習を可能としながら,その学習過程では,組み込まれた計算モジュールが必要とする隠れパラメータを推定するネットワークが自動的に誘導される.実験では,提案手法を顔画像から2次元眼球位置を推定するタスクに適用し,透視投影の幾何学的計算を行う計算モジュールをニューラルネットワークに組み込んだ.実験の結果,計算モジュールの組込みによって2次元眼球位置推定精度が向上すること,統合されたネットワークが隠れパラメータである3次元眼球位置の推定機能を獲得していることを確認した.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム
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電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J106-D (4), 268-276, 2023-04-01
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858529773433984
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- ISSN
- 18810225
- 18804535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可