希薄臭化リチウム水溶液を用いた1-3℃中低温発生吸収冷凍機の開発

  • 藤居 達郎
    ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン
  • 宮内 稔
    ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン
  • 内田 修一郎
    日立ジョンソンコントロールズ空調

書誌事項

タイトル別名
  • Development of an Absorption Chiller with 1 to 3 °C Output Using Dilute LiBr Solution
  • 希薄臭化リチウム水溶液を用いた1-3℃中低温発生吸収冷凍機の開発(第1報)蒸発器内の希薄溶液を考慮したサイクルシミュレーション
  • キハクシュウカ リチウム スイヨウエキ オ モチイタ 1-3℃ ナカビクオン ハッセイ キュウシュウ レイトウキ ノ カイハツ(ダイ1ポウ)ジョウハツキ ナイ ノ キハク ヨウエキ オ コウリョ シタ サイクルシミュレーション
  • -1st Report: Cycle Simulation Considering Dilute Solution in the Evaporator-
  • 第1報:蒸発器内の希薄溶液を考慮したサイクルシミュレーション

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抄録

<p>水-臭化リチウム系の作動媒体を用いた吸収冷凍機では,出力温度を低温化するために蒸発器内の冷媒に臭化リチウムを混合して希薄溶液とし,凍結温度を0 ℃以下とする方法が用いられている.本研究では,この方法を一般的な温水焚一重効用吸収冷凍機に適用し,1~3 ℃程度の低温を発生する中低温吸収冷凍機の開発を目的とする.本論文ではその基本段階として,希薄溶液の特性を考慮したサイクルシミュレーションおよびデューリング線図によりその挙動を検討した.その結果,適正な希薄溶液濃度を設定することにより,蒸発器内の凍結温度,吸収液系統の結晶化濃度に対して十分な余裕を持つ冷凍サイクルが構築可能であることを示した.</p>

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