導電性の異なるセメントペースト複合体における繰返し載荷に対する発電応答

DOI Web Site 参考文献6件 オープンアクセス
  • 福山 智子
    立命館大学 理工学部建築都市デザイン学科(〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1)
  • 金 侖美
    立命館大学 総合科学技術研究機構(〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1)
  • 生野 孝
    東京理科大学 先進工学部電子システム工学科(〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1)

書誌事項

タイトル別名
  • POWER GENERATION TO CYCLIC LOADING IN CEMENT PASTE COMPOSITES WITH DIFFERENT CONDUCTIVES

抄録

<p>圧電効果による材料のひずみ測定が知られているが、分極性の高い強誘電材料に比較してセメント系材料の応答は小さい。圧電効果は材料中の電荷間距離の変化(電荷挙動)に起因することから、導電性の高い炭素繊維を混和することで圧電性能を向上できる可能性が考えられる。本報では、セメント系材料そのものを鉄筋コンクリート構造物の変形に関する圧電センサとして適用することを目的に、炭素繊維がセメントペースト(CP)の圧電性能に及ぼす影響や、導電性が異なるCPを複合した際の圧電挙動について検討を行った。CPに炭素繊維を混和することで圧電性能は向上し、複合体でもひずみとの相関がみられるがその関係は線形ではなく、炭素繊維や材料界面に起因すると考えられる緩和現象がみられた。</p>

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