低相対圧領域における等量微分吸着熱を用いた1.4nmトバモライトおよびC-S-Hのミクロ構造分析

DOI Web Site 参考文献9件 オープンアクセス
  • 斎藤 豪
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 鈴木 一帆
    新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 松井 久仁雄
    旭化成ホームズ株式会社 住宅総合技術研究所(〒416-0934 静岡県富士市鮫島2-1)
  • 佐伯 竜彦
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)

書誌事項

タイトル別名
  • MICROSTRUCTURAL ANALYSIS OF 1.4nm TOBERMORITE AND C-S-H WITH EQUIVARIANT DIFFERENTIAL HEAT OF WATER ADSORPTION IN THE LOW RELATIVE PRESSURE REGION

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説明

<p>本研究では、1.4nmトバモライトに熱処理を行い、層間を1.1nmに変化させたSi-Q3結合を持たない単鎖構造のトバモライトに対して、低相対圧から水蒸気吸着等温線を取得し、Clausius-Clapeyron式により算出した等量微分吸着熱から層間構造の評価を行った。また熱処理を加えた1.4nmトバモライトを比較対象として低結晶質C-S-Hの評価を行った。その結果、低湿度域の吸着熱変化においては二峰性を有した特徴的なピークが出現し、第1、第2ピークまでの挙動はそれぞれ層間内部および層間の外側表面への吸着に起因するものと考察した。また1.4nmトバモライトの吸着熱における第1ピークの増加は、層間を架橋するCa2+イオンの水和に起因するものと考察した。</p>

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