DOHaDにおける腸内細菌の重要性
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- 山城 雄一郎
- 順天堂大学大学院プロバイオティクス研究講座
書誌事項
- タイトル別名
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- Significant role of intestinal microbiota for DOHaD
抄録
胎児期の成育環境が出生後に成長して成人に至る過程で、メタボリック症候群(国際的には最近、慢性非感染性疾患と称している)の重要なリスクの一つ即ちDOHaDの原因となり得る事が判明している。近年の更なる研究から、妊娠中の種々の有害因子と出生児のメタボリック症候群、心血管疾患、2型糖尿病等の発症条件として連動している事が明らかになった。他方、ヒトの腸内細菌は、宿主の健康維持に非常に重要で、その細菌構成の悪化(dysbiosis)は、メタボリック症候群等のハイリスクとなる。当総説は、妊婦、乳幼児そして小児のdysbiosisを伴う腸内細菌に対して、プロバイオティクスと栄養による、主として筆者らの臨床研究結果を基に述べる。
収録刊行物
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- DOHaD研究
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DOHaD研究 11 (2), 135-142, 2023-03-31
一般社団法人 日本DOHaD学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858553267682432
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- ISSN
- 21872597
- 21872562
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可