バイオマスガス化:将来の炭素循環社会における役割および研究の進展
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- 林 潤一郎
- 九州大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Biomass Gasification: Expected Roles in Future Carbon Neutral Industries and Recent Research Progress
説明
<p>本稿は,まず,炭素循環社会実現に向けて期待されるバイオマスの転換システムを俯瞰し,そのなかにガス化および関連プロセスを位置付け,ガス化がcarbon-neutralおよびcarbonnegativeプロセス,廃棄物を含むバイオマス炭素の循環プロセスとして機能することを述べる。 これらの機能を実現するには炭素ないし化学エネルギーの歩留りを最大限に高められる低温ガス化が有効である。本稿は,最近約15年間のバイオマス気固系ガス化,とくにその速度論・反応機構に関する研究の進展をレビューする。これに加えて,気固系ガス化とは異なる原理で作動する電気化学的ガス化に関する最新の研究を紹介する。 </p>
収録刊行物
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- 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす
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日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (2), 229-239, 2023-03-20
一般社団法人 日本エネルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858553267972608
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- ISSN
- 24323594
- 24323586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可