書誌事項
- タイトル別名
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- Oil-Gelling Ability of the Mixture of Plant-Derived Highly Purified Paraffin Wax and Botanical Waxes
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説明
<p>スティック化粧品には,オイルとワックスから構成されるオイルゲルが基剤として使われている。近年,石油由来のワックスを植物ワックスに変更することが望まれているが,既存の植物ワックスのみでは十分なゲル硬度が得られない。そこで,高純度の植物由来ワックスであるライスパラフィンワックス(RPワックス)を基に,これに他の植物ワックスを混合することでのゲル骨格の変化ならびにゲル硬度への影響を調べた。</p><p>RPワックスのオイルゲルの硬度は石油由来ワックスよりも低かったが,これはゲル構造を形成する板状結晶が粗大なためであった。 植物ワックスのカルナウバワックスならびにコメヌカワックスはさらにゲル硬度が低かった。これは不均一な球状クラスターがゲル内部に形成するためであった。一方,RPワックスにカルナバワックスを20%混合すると,ゲル硬度が大幅に向上し石油由来ワックスに匹敵するレベルとなった。これは,ゲル中の板状結晶のサイズが微細化し,かつ植物ワックス由来の球状クラスターは存在しないためであった。このゲル硬度上昇効果は,コメヌカワックスのRPワックスへの添加では見られなかった。</p>
収録刊行物
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- 色材協会誌
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色材協会誌 96 (3), 104-107, 2023-03-20
一般社団法人 色材協会